フレンチブルドッグひろば


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お名前 桃太郎
コメント 読んで頂いていたようで、少しでもお役に立てれば幸いです。

私が経験したことで大事だなと思ったことを申し上げると下記の通りです。(長文ですみません)

● 診療・治療は、日進月歩。(費用面の問題はありますが)治療の選択肢は拡大。
飼い主として情報入手に努め、遠慮なく医師に確認・相談する。

例えば、以前は一旦放射線治療を行った場合、再発の疑いがあっても2回目はできないと
言われておりましたが、桃太郎の再発が疑われた時、先生からは「1年間の間がありますか
ら、2回目の放射線治療も可能ですよ」と説明を受けました。

また、最先端の治療を可能とする機器は、北海道大学にまず導入され、獣医大が2カ所目と
理解しております(最近は、増えているかもしれません)
ただし、現在は解りませんが、獣医大での機器導入当時では、まだ最先端治療は実施してい
なかったと記憶しております。(北大では、3回の放射ですむ治療を行っていました)

桃太郎がお世話になった獣医大の長谷川先生がプロジェクトリーダーとなって、日本中の
脳腫瘍専門医(ここに参加している先生は脳腫瘍専門医です、チェックされたら如何です
か?)を結集して、悪性度の強い脳腫瘍の手術後、脳内に抗がん剤を残置するプロジ
ェクトが現在進行中です。このプロジェクトに関わる抗がん剤費用の飼い主負担を回避すべ
くクラウドファンディングが行われ、私も参加させていただきました。
このプロジェクトの狙いは、外科手術後手間と費用のかかる抗がん剤治療を脳内に抗がん剤
を残置することにより、犬及び飼い主の時間的・金銭的負担の軽減を図るものです。
成功を願っております。

● 脳腫瘍は、やはり専門医の診断と治療が不可欠。

桃太郎が、脳腫瘍(オリゴデンドログリオーマ)と診断されたとき、獣医大の設備が故障中
で麻布大で放射線治療をうけました。診断データを麻布大の放射線治療専門医に手交した際
「長谷川先生の診断以上のものはありませんので、今から即治療します」と言われたのが
記憶に鮮明に残っています。

肥満細胞種のように生検が容易な腫瘍もあれば、脳腫瘍生検は犬の負担が大きく確定診断の
ためとはいえリスク大の生検は回避したいですね。この意味で、画像診断の経験豊富な医師
の診断を受ける事が非常に重要と思います。

また、その後の投薬治療でも適切な指針が示されるか否かは、犬のQOLに非常に大きな意味
を持ちます。脳腫瘍の主たる症状としててんかんがありますが、これを如何にうまく抑えて
いけるかで、犬と飼い主の生活の質が大きく左右されます。


最後に。
自宅から車で1時間かからない場所に獣医大と麻布大があったこと。
ベストの診断とベストの放射線治療(麻布大のM先生)ベストの治療方針(投薬治療等)が
うけられたこと。
ともかく何でも相談でき、即時に適切なアドバイスが頂けたため、治療にあたり飼い主とし
て迷いなく進められたことは、非常に幸運であったと感謝しております。

これから、色々と悩まれること、迷われる事が多々でてくると思います。その時、相談できる
医師が信頼に足る医師かそうでないかで、不安感は大きく異なると思います。
愛犬は自ら動けません。大変でしょうが、飼い主として愛犬に代わり、ベストの選択肢を選ん
でいただけるよう願っております。

なお、なにかご不明の点等ございましたら、ご連絡ください。
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