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かん
コメント
亡くなる1週間前は何の兆候もなく普通に元気にしていました
亡くなる3〜4日前から少しずつご飯を残すようになりました、この時はチェリーと一緒に住むようになってからも時々ある事だったので気にしてはいませんでした
散歩に行くと昔からよく立ち止まっては景色をじっと見ている子だったので何も感じませんでした
亡くなる2日前に散歩中に咳き込みがみられましたが、これも昔から時々あり、吐き戻しや咳き込み、フゴォ〜フゴォ〜っという激しい息遣いを数十秒する事もあり、背中を擦ってあげたりトントンしてあげる事で治まってました
亡くなる前日、朝ご飯を食べず、おやつなら食べます、これも時々ありました、晩ご飯も匂いを嗅ぐだけで食べず、夜勤だった私は出勤して、勤務先からスマホで室内に設置してあるwebカメラで様子を伺っていました、母の布団で一緒に寝ているのですが落ち着きなくお座りの状態で両手を広げている姿は数回目にしていました
亡くなる当日、病院に連れて行くつもりだったので勤務後少し早目に退勤させてもらい急いで帰宅、母に状態を聞くと吐いたり下痢はしていないけどご飯は食べなかったと言う、ジッと母の顔を見つめては時々手でネェネェってしてきたそうです
チェリーはオシッコは家の中でしてくれのですがウンチは外じゃなきゃしたがらない子だったので必ず朝夕は外に連れ出していました、リードを持つと外に行けると解る子だったので玄関に来たのですが、その玄関で大量にオシッコをしたのです、こんな事は初めてでした
とりあえず雑巾で拭いてから抱っこして外へ出て道路に座らせる、いつもだとトコトコ走り出して目の前の原っぱでオシッコかウンチなのですが3〜4歩歩くと座り込むと私の顔をじっと見つめる、やっぱり変だ、そう感じてその場で車に乗せて病院へ行く
助手席ではいつも専用のベットで横になり私の方を見ているのに今日に限って窓側を向いてお座りの状態で両手を広げていました
待合室で膝の上に乗ってハァハァしているチェリー、嫌いな病院へ来ると落ち着きなく、いつも軽い興奮状態で呼吸が荒くなっていました
ここ数日の状態を説明してから血液検査をすると腎臓、肝臓、膵臓には異常が見当たらず、とりあえず食べず飲まずで脱水を起こしても心配でしょうからと点滴、今日はそれで帰って様子がまだおかしいようならまた来てください次回はレントゲンを撮りましょうと言われ、その点滴の最中に激しい咳き込みがあり、やっぱりこれから落ち着いたらレントゲンを撮りますと言われ、チェリーは私の方をずっと見ていました
30分程経つと診察室に呼ばれて写真を見せてもらい説明を受ける、心臓が少し大きいですね、と 背骨と肋骨の割合から心臓の平均的大きさが解るらしいのですが医師は生まれつき心臓が大きい子もいますからねぇ と言い、次に肺が全体的に白いので炎症を起こしていますねというが、血液検査で炎症反応とか解るのでは?と疑問を感じながら話を聞く、利尿剤を投薬して酸素をという話になり自宅でしますか入院しますか?と言われたが深刻で危険な状態である事を言わないのでケージの大嫌いなチェリーにとって安心できる我が家が良いと思いその酸素の機械もすぐレンタル出来るとの事でしたが、もっとハッキリと強く深刻で危険な状態だと言ってくれれば入院を即決していました
チェリーがレントゲン室から出てきて駆け寄ってきたので抱いてあげる、するとすぐに首を伸ばす様にのけぞり私を見つめて倒れる『チェリー』悲鳴の様に叫ぶ医師は緊急対応ですと叫びスタッフほぼ全員が集まって対応
残された私は呆然と立ちすくみ現状が理解出来ず力なくチェリーと呼ぶだけ
呼ばれて初めて危険な状態ですと言われました、窒息しかけてたのを酸素チューブを挿管され自発呼吸を取戻し、そして咳き込みながらピンク色の水を少量吐き出していました、このまま入院ですが亡くなる可能性が非常に高いですと、事務的な説明が淡々とされ24時間対応で連絡繋がりますか?危険な場合に蘇生処置を行いその間に来られますか?内金を1万円入れて下さい等、頭では解っているのですが、どうしても不信感が強くなりました
私が出来る事といえばチェリーの手を握って背中を擦って見つめ合いながら『入院して直してもらって帰ろうな、元気になって散歩に行こうな』等と名前を呼びかけるくらいでした
そして心停止・・・医師が代わる代わる心臓マッサージをしながら様々な薬を投薬、私は『チェリー、死なないで、戻ってこい』殆ど泣き叫んでたと思います
30分後、チェリーは戻る事なく永眠しました
あっという間の出来事で現実が受け入れられず眩暈をおこし座り込んでしまいました
チェリーの掛かりつけ病院は本店と支店があり医師も数名いてローテーションで回っているのですが、いつも診てくれているベテランの医師はいなく、初めて見る新人の女性医師でした
亡くなった後に何度も頭を下げていましたが、いつものベテラン医師だったらどうだったのだろう・・・と考えたり、レントゲンで無理な姿勢は負担じゃなかったのだろうか、肺水腫で点滴は適切だったのか、呼吸が苦しかったのに病院に来て軽い興奮状態でさらに呼吸を荒くさせてしまった事、さらには何でもっと早く異変に気付いて受診しなかったのだろう、なんで少しくらい遠くてもベテラン医師がいた方の病院に行かなかったのだろう、いろんな事を考え悔やみました
私は飼い主失格だと思っています
あとから自分なりに肺水腫について調べました
心疾患からだと外見上、犬が問題ないように見えても、病態は日々進行し、我慢の限界まで達すると、犬は症状を発症し、しかもいきなり肺水腫まで進行してしまうこともあります。
心臓病からくる肺水腫は、飼い主さんが気づかないうちに発症して、どんどん進行して、気づいた時には手遅れになるケースも多いんです。
その後、この病気を知るにつれ、
・この病気は知らない間に進行するんだな…という事。
・肺水腫になっていれば、摂取した水分量とのバランスで突然逝ってしまう可能性があるのだ…という事。
・「咳」や「吐き出し」が、この病気を疑うきっかけだけど、愛犬の状態が元気な内は飼い主も獣医さんもそこまで思いが至らないし、診察に至るのも難しいのだな…という事。
・昔は外で飼われていた犬が朝、突然死んでいたりして非常にショックを受ける…という事は良くあったけど、こういう事なのかも知れないな…なんて考えたりしました。
犬を飼ってらっしゃる皆さん、最低でも年に一度は必ず健康診断を受けて下さい
時々ある事だから、では無くどんなに細かい事でも医師に相談して受診して下さい
そして個人的に思った事は獣医師が複数いる病院は違う意見も聞けるから、ちょっとしたセカンドオピニオンになると思っていましたが、信頼できる医師がいつもいるとは限らず時間との勝負の際は不利になるんだと、だから医師が一人ないしは二人の病院の方が良いのではないかと・・・
犬は大切な家族です、子供です、皆様の子達が健康で長生き出来る事を心から祈ります
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