フレンチブルドッグひろば


短頭種気道症候群 Page 1

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[相談:飼] 短頭種気道症候群 / 手塚友也 2019/8/17 14:11  [Edit] 
突然のご相談、申し訳ございません。
フレンチブルドッグを、我が家に迎えるか検討している者です。

・フレンチブルドッグは、人が人為的な交配によって作り上げたもので、生物としては不自然な状態なのでしょうか。
・飼ってから、色々な病気のリスク(短頭種気道症候群など)があるのは本当なのでしょうか。

あの「愛らしい」ルックスがとても良いのですが、やや不安があります。
どうかご教授いただければ幸いです。

以下の文献を参照いたしました。
1.O'Neill DG, Baral L, Church DB, Brodbelt DC, Packer RMA. Demography and disorders of the French Bulldog population under primary veterinary care in the UK in 2013. Canine Genet Epidemiol. 2018 May 3;5:3.
筆頭著者であるダン・オニール博士は下記の様に、主張しています。
フレンチブルドッグの需要の増加が、彼らの健康を損ねている。彼らの「不健康さ」こそが「かわいさ」と結びついているからである。彼らが潜在的に持つ病気のことや、本当に飼うべきがどうかについて、人々に考えてほしい。この研究がそのきっかけになることを祈っている。

2.Kaye BM, Rutherford L, Perridge DJ, et al. Relationship between brachycephalic airway syndrome and gastrointestinal signs in three breeds of dog. J Small Anim Pract 2018;59:670-673.
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(2)
ころすけ
2019/8/18 0:09
 [Edit] 
手塚様
もうすぐ8歳を迎えるフレンチブルドッグ♂の飼い主です。
まず、「人が人為的な交配によって作り上げたもので、生物としては不自然な状態」というのは、フレンチブルドッグに限らず交配種の純血種すべてに言えるのではないかと思います。
「色々な病気のリスク」につきましても、なにもフレンチブルドッグに限ったことではなく、他の様々な犬種でもヘルニアや腫瘍などのリスクを抱えていると思われます。
実際、我が家の家族である子は、暑さには弱いものの、いびきをかくこともなければ、夏に外で走っても呼吸困難になりかけたこともありません。
個体差が大きい(これはどの犬種でも全く同じです)ので、一概にフレンチブルドッグを「不健康な犬種」と捉えるのは違うと思います。
最後に、愛らしいルックス…に関してですが、家族にお迎えになられたらフレンチブルドッグでなくとも、どの犬種であっても必ず最愛の家族になることは間違いありません。

(3)
手塚友也
2019/8/18 8:52
 [Edit] 
この度は、ご相談にお答えいただき誠にありがとうございます。
また、実際にフレンチブルドックを、家族として、お迎えになられている方々の貴重なご意見を聞かせていただき、とても為になります。

只、私が、フレンチブルドッグを「不健康な犬種」と捉えているわけではありません。また、フレンチブルドックを家族として、受け入れるのに二の足を踏んでいるのは、下記のような学術論文がいくつか公開されているからです。
https://cgejournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40575-018-0057-9
上記文献によると、
2013年にイギリスで(ちなみに、多分イギリスには、日本の様なペットショップはないでしょう)、獣医に検診等で訪れたフレンチブルドッグたち(総勢2228匹)において、72.6%もの犬たちに、少なくともひとつ以上の治療が必要な病気が認められたそうです。他の犬種では、その割合は27.6%であるので、やはり有意に病気になり易いとのことです。また、何らかの生涯に渡っての治療が必要な病気を患う平均年齢が、フレンチブルドックの場合 1.3歳、他の犬種は4.5歳で、これまた有意な差だと報告しています。
その様な、研究結果を元に、
ダン・オニール博士は下記の様に、主張しています。
フレンチブルドッグの需要の増加が、彼らの健康を損ねている。彼らの「不健康さ」こそが「かわいさ」と結びついているからである。彼らが潜在的に持つ病気のことや、本当に飼うべきがどうかについて、人々に考えてほしい。この研究がそのきっかけになることを祈っている。

そのため、迎え入れる直前になって、この度、心配になってしまい相談させていただいた次第です。

(4)
ころすけ
2019/8/18 22:58
 [Edit] 
手塚様
比較的近年の学術論文の数々、大変興味深く拝見いたしました。
これほど詳しく調べていらっしゃるということは、この掲示板に質問をされる以前にもうお気持ちは決まってらっしゃるのでは?
大切な家族を迎えるにあたって、多くの不安を抱えたままフレンチブルドッグを迎えられましたら、きっとその子に飼い主さんの不安感が伝わり可哀想な思いをさせてしまうと思われます。
どうぞフレンチブルドッグ以外の統計的に病気になりにくく、長命な犬種をお選びになることを強くお勧め致します。

(5)
シノ
2019/8/19 12:22
 [Edit] 
手塚様

迷いがあるのでしたら、やめた方が賢明だと思います。
どの動物でも病気はつきものですが、フレンチが病気になればやっぱりかと思ってしまいます。
うちのフレンチは身体が弱く年間の医療費が50万近くいります。だいたい月に4万円です。
金額だけの問題ではありませんが、迷いがあるのでしたら、再度検討を望みます。
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